あなたは私の専属SP


日本史の授業…


「つまんねぇ。」


隣から余裕な発言が聞こえてきたよ…。


確かにつまんないけど…。


隣に座る恋を見た。


本当に整った顔だなぁ。


そう思って見ていると、恋がこっちを向いた。


「何?」


「ねぇ、何でみんなに言っちゃったの?」


「何か困ることでもあった?」


「いやー…みんなが恋の事を王子様って言ってるから、ショック受ける子いるんじゃないのかなぁ…と思って…?」


「言ったよな?警護しやすくするためにだって。お前は命狙われてるんだぞ?そんな心配するな。」


「はい…。」


「それと…俺は王子とか、そんな事言われる前に、お前のSPだから。」


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