KILLER DOLL~君が教えてくれたこと~
姉崎はしばらくカチコチに固まっていたが、だんだんと慣れてくれた
「鋼柳!
…お前、弁当は?」
…姉崎が持ってるんだけど……
「…誰かに貰う」
啓汰は姫華に抱きついたまま、ニヤッとする
「…姉崎さんの持ってる弁当の一つって……鋼柳のだろ?」
妙なところに鋭いな…
「…………」
答えない俺に、姉崎が代わりに答える
「す、駿河くん、いつもお弁当持ってこないから…作ってきたの!」
顔を真っ赤にしてそう言う姉崎
……はぁ…
なんでそんなに可愛いのかな……
「本当!?
璃那!!後でじっくり聞かせてよ!?」
そこで、興奮したのは姫華