KILLER DOLL~君が教えてくれたこと~





学校に着き、担任の元へと急ぐ



相変わらず、女達は黄色い声をあげているが、無視しよう




「……?」


なんか、変な視線を感じる…



職業柄、こういうのには、敏感なんだ




一旦立ち止まり、周りを見渡す…



「!!」


俺を見てたのは、俺が探していた人…


つまり、姉崎だった




俺と目があった瞬間に、目を逸らし、歩いて行こうとする姉崎…




せっかく見つけたのに、ここで逃がすわけにはいかない



群がる女達を掻き分け、姉崎のところへ走る




「おいっ!」


姉崎の腕を掴んで、こちらを振り向かせると、姉崎は驚いた顔をした




「ちょっと来い」




姉崎に話したら、そのままサボろうと思い、俺は姉崎の腕を掴んだまま屋上へ向かった









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