愛は要らない
反応が大きかったため、そういう考えが浮かんでしまった
「ないなぁ。いつも大体、レストランとか、ホテルとか・・・」
素直すぎる遥の言葉に、ひきつった笑いが漏れる
「ろくな恋愛してないんじゃ・・・」
「大学生の頃、1人だけ結婚を考えた相手がいたよ?」
意外だ、と綾野は本気で思う
「結婚しなかったのは、どうしてですか?」
「彼女には、夢があってね。プロポーズしたけど、ふられたよ。夢があるから、ってね」