愛は要らない
冷たい遥の声音に、言い返したくなったが、黙ってそっぽを向く綾野
「ああいう場面に出くわしたら、黙って引き返せばいいんだよ。なのに、文句を言うなんて・・・」
「自分の夫がバカにされたのよっ?黙ってる方がおかしいでしょ?」
呆れる遥に、綾野は言い返す
「・・・・・・悪かったわ。次からは、気をつける」
遥に黙って見つめられ、綾野は負けた、と謝った
「僕の方こそ、すまなかった。もうホントに、煙草は吸わないよ」