愛は要らない
あまり、参加したい気分ではない
「会長さんに、遥のお嫁さんを紹介しないと」
にっこり笑うその顔は、遥によく似ている
「大丈夫かしら?」
「大丈夫、です」
仕方がない
こうなることは、想定の範囲内だったのだから
真っ赤なドレスに、ダイヤモンドのネックレス、ヒールの高い靴
今までの自分とは、縁のなかったものばかり
「どれがいいかしら・・・」
「遥さまの奥様ですか。お若いので、こちらのサーモンピンクなど、似合うのではないかと」