愛は要らない
綾野に触れようとすれば、綾野がその手を払う
「妊娠を理由に、貴方の傍にいたくはない。それじゃ私・・・、すごく後悔するもの」
「僕は・・・」
「貴方と私じゃ、合わなかったのよ。住む世界も、何もかもが違った。離婚して、新しい人を探して」
遥の横を通り過ぎて、綾野は出ていこうとする
「待て。僕は、離婚なんてしない。僕は・・・。僕だって、好きだよ。綾野、君のことが、好きだから」
抱きしめられて、綾野は自分の耳を疑った