愛は要らない
迷いながらも、綾野は部屋を出て、1階へ向かってみた
(うわぁ、金持ち~・・・)
の一言で済みそうな内装
──ガチャガチャ
「・・・・・・?」
物音が聞こえて、綾野は音のする方へ行ってみる
「誰かいるの・・・?」
「ん?」
「・・・・・・・・・・・・」
老人と目があって、綾野は見覚えがあるなぁ、と記憶の中を探っていく
「・・・西園寺 丈之助さん?」
「ほぉ、覚えとったか。遥の嫁にしては、しっかりしとるな」