逢瀬を重ね、君を愛す


「ごめん、彩音。清雅と2人で話したいんだ。」


そう言われ、彩音は薫から離れた。


「分かった。清雅、帝に変なことしないでよねっ!!」


ビシッと清雅を指さし、宣言すると、清雅は笑った。


「…俺より帝に言うんだな。」

「え!?」


清雅の言葉に思わず薫を見てしまう。


「清雅…お前なぁ。」


見られた薫は困った様に清雅をたしなめる。
伺っている彩音の肩に手を置くと、優しく薫は笑う。


「大丈夫。彩音が考えてる様な変な関係じゃないから。」

「うん。って!!変な事考えてないからっ!!」


その光景を見て、薫と清雅は爆笑する。


「もう、桜乃の所に行ってくるからっ!!」


拗ねた様に逃げ出す彩音を2人は笑顔で見送る。
< 53 / 159 >

この作品をシェア

pagetop