秘密の生徒会探偵団☆


向かったのは市立病院だった。

当たり前のように病院に入る長畑さんの後ろをあたしたちはついてゆく。






「さ、どうして私をここに呼んだのかしら?
教えてくれない?」


ロビーに立ち止まった長畑さん。

最初は自分に言われたのかと思い、思わず声をあげそうになる。








「それはこの病院にあんたが関わってたからや。」




聞き覚えのある関西弁。





「ゆ、勇斗!?」


どうして勇斗がここに……っ!?




「勇斗、中庭に人はいなかったわ。」




七海!?


陵も状況がのみこめず、驚きを隠せないようだった。







「さてと、俺らも陵と由比に負けるわけにはいかないからな。」


そういった勇斗は七海と前を歩き始める。










一体どういうこと……?



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