秘密の生徒会探偵団☆


「まっ、俺たちの存在は警察でもトップの限られた人たちしか知らない。

それに生徒会探偵団を作ったのは警視総監本人。


んで、今まで数々の難事件を解決に導いてきた高校生に警視総監は頭が上がらないとゆーね。

そういうことだろ、七海。」


「正解。」



ニヤリと笑う高校生4人組に長畑さんも戸惑いを隠せなかった。





「でもそんなこと「できますよ。」


由比がきっぱりと言葉を制す。


「でも連絡先を知らないんじゃ「そんなん、学園長んとこ言って聞けばええ話や。」


続いて勇斗。


「でも単独行動はっ「だったら、雅人さんも解放してもらえばいいんじゃないですか。」


屈託のない笑みで七海はさらに追い討ちをかける。


「あぁ……ぅ。」




口をパクパクさせる長畑さん。


雲の上の人ともいっていいような人に自分の都合を押し付けるのだ。

この反応は自然だ。





「大丈夫ですよ。
俺たちのお願いは何でも聞いてくれますから。


実際この部屋の物は俺たちや先輩方が警視総監にたのんだものばかりですし♪」





最後の俺の一言でついに長畑さんは折れた。


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