ファーストキスは蜜の味。-ver.Ⅱ-
――…カチャッ
あたしの背にある扉の鍵が、恭兄によって閉められた。
ギラリと野獣のような瞳。
思わず、ひっ、と小さな悲鳴をもらした。
「俺のペットちゃんは、なにが欲しいのかな?」
髪をひとすくいとると、チュッと音をたてて口づけた。
キザな行動も、恭兄がやると見事にサマになってて……
おバカなあたしは、補習で疲れてたせいか、考えもなく
「ホストみたい…」
なんて暴言を吐いた。