ファーストキスは蜜の味。-ver.Ⅱ-
うらめしそうにみてても、恭兄は頬杖をついたままニヤッと笑った。
「頑張れよ、メイドさん」
今度はメイドプレイですか、恭一サン。
はぁ……
あれから何十分格闘しただろう。
最低一時間かかったかもね。
だって汚いのは気になるから、小屋中掃除しちゃったんだもん。
掃除疲れで、あたしはぐったりとソファーにうなだれた。
制服も汚れちゃったし、もうどうにでもなれって感じ。