MEMORY


「あぁ」

『ふーん、また明日』


そう言って片手をあげた。


「明日も来んのかよ」

『もちろん』

「はぁ…はいはい」


ため息をして黒澤君は音楽室から出て行った。


あたしの放課後が楽しくなり始めた瞬間だった。

でも楽しい事は続かない…誰かが言ってたような気がする…。



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