蒼天ノ神


ザザザ……ザザザザ…ザ…「……」ザ……





ノイズに混じって声が聞こえる


どこから聞こえて来ているのかは全く分からないが、この声は目の前にいる『俺』の声なんだと断言は出来ないがそう思った。

ふいにハッキリと『夢で』という単語が聞き取れた


目の前にいる『俺』はゆっくりと俺の方へやってきて
スゥ、と俺の中へ消えていってしまう


そして、


途端に目の前の景色は、一枚の紙がビリビリに破かれたもののようになって、その破片は一枚一枚落ちて足元に消えていく

俺の目の前にあったはずの景色は真っ暗闇に変わり、俺の意識も次第に遠退いていった…−−−




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