あなたが好きなはずなのに
私は家に着くと、着替えもせずにドンッとソファーに座り込んだ。


すると、それと同時にピンポーン♪チャイムの音が鳴った。



「はーい。」


私は玄関へと向かって声を出す。


「どちら様ですかぁ?」


「涼太だよ。」


リョウ?


私は玄関を開ける。



「おっす!」


「どうしたの?」


「昨日、写真渡すのを忘れてた。」


そう言って、リョウは私に写真を渡す。



「入る?」


「いいよ、ここで。」


そうだよね、写真渡しに来てくれただけだもんね。


と、その時。


私は、リョウのワイシャツのボタンが1つ外れそうになっているのを見つけた。



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