君に届きますように【詩集】

・犬


犬と遊んでいた

君が
正体もわからない犬と
遊んでいた

僕が近づいても
犬は逃げない

触ると
気持ち良さそうに
目を閉じた


一瞬だけ
気持ちが和む
不思議な感じ


犬が喜んでいる


君が
へらへらして
僕を見ているから
軽く頭を叩く

僕は正しい
犬は
僕の心を悟ってる

少しだけ
嬉しくなった


こいつは
僕を裏切らない

「もっと笑って」

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