キャラメルと会長様。
段ボール
とある日の昼休み――


「でさー、主人公がキスするシーンがすっごく綺麗でー。」


友達と昨日のドラマの魅力的だったシーンを話していたときだった。


「あぁ、あそこ良かったよね。
うっとりしちゃ…。」


ドンッ


「きゃっ!?」


ドサドサドサ


私は大きな、そして大量の段ボールにぶつかった。


「朱里!大丈夫!?」


「あ、うん。私は。」
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