セツナイロ
そんな幸せの中、あたしの耳に恐怖が届く。
「あっれぇー?
ルナ何でそんなのといんのぉー?」
妙にトロトロとした声、突き刺さる視線。
全てがあたしを容赦なく攻撃する。
そんなときだった。
「当たり前じゃないの。
だって友達なんだからっ、ねっ!」
そう言ってあたしの方を向きウィンクするルナ。
あたしは小さくコクリと頷いた。
「あっそ
じゃあアンタなんかもういらねぇーっつーの。」
そう言って笑いながら歩き去っていく。
「ごめんね…?
あたしのせいで…」
「ったくユズのくせにそう言うこと言わないの!
大体あたしあの人たちと根本から食い違ってるしさ…」
眉を寄せ、肩をすくめて笑って見せたルナ。
「やっぱさ、あたしの親友はユズなんだよね。」
歩き出しながら口元を手で軽く抑え微笑んだ。
しばらくぼーっと立ち尽くしてたあたしだったけど、少しばかり先にいるルナの元に小走りに駆け寄った。
ようやく、あたしの時計の秒針が動き始めた。
残るはハルキとアスカだけ。
だけど不安はなかった。
不思議だよね。
でもさ、何かよく分かんないけど上手くいきそうな気がするんだよね。