私の可愛い小悪魔BOY


「じゃあ行きましょうか」

「はいっ!」


井上さんと一緒に教室に向かう。

とりあえず昨日のことは
忘れて仕事を頑張ることにした。


廊下を歩いていると向こうから
社会科の先生が歩いてきた。

なんか重そうな資料を持ってる。


「あっ!酒井先生!」

「なんですか?」

「ちょうど良かったぁ」


そう言って重そうな資料を
いきなり遠慮せず渡してきた。

な、なんなの!?


「これ!クラスに持ってってください!」

「井上さんのクラスですか?」

「そうです!あなたが副担任ですよね?」

「…はい」

「じゃあ頼みますよ!」


社会科の先生は笑顔で去っていった。

お前が持ってけよーっ!!!!

私は心の中で叫んだ。

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