[完]先生×お姫様1
「海斗がうらやましいよ」

海斗は帰りが遅くなるらしいから先に食べているんだけど


突然悠斗さんが食事中に話しだした。



「何がですか?」


いまいち悠斗さんが言った意味がわからなかった。


「俺は生まれた時から親父の後継ぐって決まってて今までなにひとつ反抗もしなかった。でも俺も限界がきてなぜか海斗にあたったんだよ。でも海斗は俺に文句を言うわけでもなく俺に『無理しすぎなんだよ兄貴は』ってあいつ笑いながらいったんだよ」


ふふっ
「なんか海斗らしいですね〜」


「そうだな!俺は海斗に言われて気付いたんだよ。周りの目を気にしすぎてたことに」




やっぱり大きな財閥の長男は大変なんだって



改めて気付かされた。











お兄ちゃんもそんなふうに思っていたのかな〜?
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