［完］先生×お姫様１

大学までは海斗に送ってもらった。


もうすでにたくさんの人が結果を見に来ていた。



「海斗いってくるね」


「玲奈ごめんな…」


「謝らないでよ！結果がどうであろうと必ず連絡するね！じゃあもう行くね」


車から降り海斗を見送った。


よしっ



女は度胸！！


人込みの中に入ろうとしたらなぜかさっきまでいた人達がさっと道を作ってくれた。


「えっ！？」


意味がわからない〜！！


どういうこと？！


「入試の結果が過去最高得点だったらしいよ」


うんっ


「徹平！にみんな！！」


「「「「玲奈おはよう〜！」」」」


「どうしたの？」


「朝先生から連絡が来て玲奈をよろしくって言われたんだよ！」


星―…


なんと冷静なんだろう。


「それより早く見に行った方がいいんじゃない？」


私たちをめずらしい者をみるかのようにみている。


「うんっ行こう！」


みんなが作ってくれた道をいつものメンバーで歩いた


この光景は毎日学校でされつづけているから慣れてはいるものの


やっぱり緊張する。