[完]先生×お姫様1
学校にいても家にいても


考えるのは答辞のこと


「そんなに難しく考えないで玲奈が思っていること書けばいいんじゃないか?」

「う〜んそれもそうなんだけどやっぱり思い出が多すぎて…特に3年の時はね!」


「3年の時が思い出が多いのは当たり前!俺と会ったんだから」


ちゅっ


「なっ!!」


「ごちそうさまお姫様!」

いじわるそうな顔をして


部屋からでていった



こっちは急いで書かないといけないっていうのに!!



それより海斗も辞めるんだから挨拶しないといけないのに考えてるのかな?


あの調子じゃあまだだろうな〜!


「言っとくけどもう考えてますから!」


「げっ!」


さっき部屋をでていったはずの海斗がなぜか


後ろにいる



「さっき部屋出ていったんじゃ…」


語尾がだんだん小さくなる

「お姫様に紅茶を持って来ようと思い部屋を出ましたが帰ってきたら案の定俺の心配してるし!本当にお姫様は俺のこと好きだね!!」


自分で言ってて恥ずかしくないのかな?


言われているこっちが恥ずかしいよ
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