[完]先生×お姫様1
海斗side


いきなり教室を出ていった玲奈


当然のようにおれらは状況を理解しきれないで


放心状態



やっとのことで口を開いたのは小田切だった


「先生…玲奈大丈夫ですか?」


「わからん…何が起こったのかもさっぱりだ」


誰もが玲奈の行動が理解出来ないでいる


「玲奈に電話してみます」


「あぁ」


玲奈に電話をかけたが出ない


おーい!どこ行ったんだよ!!



待ってよもしかして…


「先生繋がりません」


「いい。多分体育館にいると思うから」


「体育館?」


「玲奈は答辞の練習に学校に来たんだよ。だから多分忘れてたことに気づいて体育館に行ったんだろう」


「なんとも玲奈らしいこと」


「本当だな!」


本当玲奈らしいっちゃ玲奈らしいな


今ごろ練習しているんだろうな



「そういやお前らはなんで学校に来たんだ?」


「おれらは後少しの高校生活を満喫しようとな!」


『うん!!』


「そうか!まぁ楽しめよ」


『はーい!』




俺は仕事をしに職員室へ向かった













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