深紅の花に姫君〜失墜の姫〜
『救うにはそれなりの
覚悟と代償がいる
それでも少女を
救いたいか?』




その言葉に
みんなは迷わず頷く






『命を捧げよ
お前達は伝説の姫を
救える騎士でも
なんでも無い
そのくらいの代償は
必要なのだ』




神は彼等を見下す
ように叫ぶ






人間が人のために
動くのは
それなりの利益が
あるからだ





いまの彼等には
なんの利益も無い






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