僕らの時間
「うん…絶対にせん…
ごめん…ほんま…ごめん…」

「もうわかったから。
もうええから謝んな」

強く強く高原を抱き締めた。
鼻水がつく!と罵声が聞こえるけど無視。

「好きや…高原好き…
たかちゃん好き…」

「わかったから。
ほんま…うちが悪いみたいやんか…」

呆れた顔でぐちゃぐちゃになった俺の顔を見て「次は、ほんまに殺すからな」と笑う。

きっと高原ならやる。
けど高原ならええ。

深い深い口付けをした。




●end………?●





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