~Snow White~『一巻』
動揺がかくせなかった。

グラスをもってきた千秋が
「真冬の気持ちを考えると
複雑だけど・・・・
あの人なら勝ち目はないわ~」

そう言った。



智久が話すのを熱い視線で
見つめている。

時折体をぶつけて笑う・・・・


あの人は智久が好きなのに・・・



智久は、私を隠すために
華を使ったんだろうか


それとも華が本命なんだろうか



その時電話が鳴った。
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