~Snow White~『一巻』
第十一章
なんだかシンデレラになった気分だった。


こんなにキレイになって
帰ったら
何を言われるかわからない。


だけどうれしかった。
このまま誰かに自慢しに行きたい気分


でもタクシーは家の前


タクシーを見送り
家に入ろうとした時


「遅いぞ。」


驚いて振り返った。



「どうしたの?その格好・・・」
智久があっけにとられている。


「魔法にかけられたの。」


「誰に会ってた?」


「・・・友達・・・・」

美春の名を出したら
いけないような気がして
言葉を濁した。
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