~Snow White~『一巻』
温泉は二泊ということで
留守番をする私に
伯父が

「これで二日間過ごしなさい。
そのかわりかならず家にいること。
おまえも少しは休めるだろう?」


そう言って
五千円をくれた。


「ありがとうございます。」


そう言って頭をさげた。

真冬じゃないけど
嬉しくて叫びたかった。


「私たちの部屋には
絶対入らないでね。
二階には上がらないこと。」


「はい、あがりません。」
あがるもんか・・・・


レンタカーがやってきた。
たくさんのれる車だった。

みんな笑顔で車に乗り込んだ。
そして出かけて行った。
< 87 / 323 >

この作品をシェア

pagetop