リクエストを基にした・【Kiss】シリーズ 『甘々』・1
「なめてなんかいないって。頑張れば、ワールドカップだって行けるんだからな! それにお前だって、サッカーやってるオレのこと、カッコ良いと思ってんだろう?」

「それはっ…そうだけど」

「だから、いつまでもお前にカッコ良いって惚れさせているオレでいたいワケ! それだけで十分だろ?」

「…まあね」

「サッカー選手の旦那さまと、料理人の奥さま! 理想の夫婦になろうぜ!」

あんまりに彼が幸せそうな顔をするから…とりあえず、一言。

「あのね。一つだけ言わせて」

「ん?」

トマトをドレッシングに付けて、彼の口に運んだ。

「アタシがアンタに惚れたのは、アタシの料理を誰よりも美味しそうに食べるからよ!」

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