─不良が愛した女の子─



「莢架」



耳に届いた瑠威の声。



「ん?」



「学校、楽しかったか?」



「え?う、うん」



変な瑠威。



なんでそんなこと聞くんだろう。



でもあたしの返答に瑠威は
嬉しそうに少しだけ口元を緩ませた。



変な瑠威。



そんな瑠威が安心するあたし。











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