─不良が愛した女の子─



下に降りるとお酒の匂いがした。



またか…



リビングの扉を開けると
ソファーに寝ているお母さん。



向かいの机には缶ビール。


淫らになっている服からは
たくさんの根性焼きの後。



見ていても痛々しい。



あたしだって痛いもん。



背中がヒリヒリしてる。



「はあ…」


あたしは二度目のため息をつき
お風呂場に向かった。











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