自分に殺される

一人なの

青白い肌と真っ黒な髪

鮮やかな着物は真っ赤な色と花びらが舞っている

「ど・・・うして・・・?」

にっこり笑った彼女はとてもきれいな顔立ちだった

「仲良くなりましょ?」

振り返って確認する

「なんなのよ!!」

いつの間にか制服を着ている

顔立ちも・・・

私に似てきている。


これは私の分身・・・?

その日から、少女はずっと着いてくる。

もう1週間経った今では顔もスタイルも私と同じ

ある日の放課後

話しかけてみることにした。

「ねぇ・・・あんた・・・?」

「なぁに?」

「あなたは何のために此処に居るの?」

いいわ、全部教えてあげる。

そう言って話し始めた

夕日が眩しい

教室

二人で椅子に座っていた
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