自分に殺される
集会が終わると、ゾロゾロだるそうに生徒が帰っていく

体育館から退出していく人で溢れた。

その時

外から叫び声が聞こえた。

また殺されたのかと思ったが、

そうではなさそう。

違う出口から出て階段の方向を見ると白い煙が充満していた。

機会のような匂い。

「なんなのよ、これ!くさい」

「真理、これはね、吸い込んだら人間は死んでしまうの。このままじゃ煙が充満して、死んでしまうわ。」

そう少女は警告した。

真理は彼女の手を取り

思いっきり新鮮な空気を吸って

止めた

それと同時に白い煙目掛けて走った。

息を止めているのは辛い。

それも階段が何段もあるのだから、本当に辛い。

少し息を吐いて、少し吸ってしまった





階段を駆け上がり、一回の廊下まで来て息を思いっきり吐いて吸った。

煙を少し吸ったのと息を止めていたのと、ちょっと頭が麻痺したが、がんばれた。

息を整えていると少女に大丈夫?といわれた。

「なんであの時私に教えてくれたの?これ吸ったら死ぬって」

その返答はしてくれなかった。




一体何がしたいんだ。
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