私しか知らない秘密のあなた

そよ風の場所


「紗希!!ご飯食べよう♪」


4限目が終わり、お昼になった。



私は綾チャンと一緒にお昼を食べる。


「紗希の卵焼き美味しそう♪」


「じゃあ、ハンバーグと交換しない?」


私達は笑い合う。



すると邪魔するように。




ピンポン。


『1年3組小野寺 綾。至急職員室まで来なさい。繰り返します…。』





「ヤバっ。あたし今日中の書類まだ出して無い!!ごめん。あたし行って来る!!先たべてて。」



ちょっ!!



って私もう食べ終わったんですけど…。ってもういない。



彼女は風のように速かった。



あーあ。1人になっちゃった…。



暇だし、探険にでも行って来ようかな?




お弁当を片付け、教室をでた。






< 24 / 99 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop