LoveMission


学食内のあらゆる視線が明と美香先輩に向けられてる。


2人でいる絵的には私じゃ美香先輩にかなわないけど

絶対アンナの方が似合うし!!

居心地悪そうに視線に囲まれる明と

その視線に満足そうな美香先輩



「なんかムカつく。」



アンナが小さく呟いた。


美人の真顔迫力あってチョッピリ怖いよ?


でもムカつく気持ちは一緒だ。



アンナはご飯を食べてる間ずっと不機嫌そう。


デザートのマンゴープリンを食べ終えて一息つく。

マンゴープリンに癒されたのか、アンナの表情は少し和らいでる。



「アンナ…ゴメンね。」


「何?何で急にごめんねなの?」



急に謝った私にアンナは驚いてる。



「だって、明とアンナの事協力するって言ったのに…
なんでか明、美香先輩とこんな事に。」


「雫が悪い訳じゃないでしょ?
仕方ないよ。
明先輩が選んだんだから。
…ムカつくけどねっ!」



アンナはそう言って笑う。




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