LoveMission
Μ:10 MISSION END…


車に乗り込み数時間…

疲れて私とアンナはすっかり熟睡していた

着いた先は最近やっと見慣れたばかりの町並み
私が今住んでる所の近くにあるでっかい豪邸だった。

前から凄い家だなって思ってたんだ


ポートに車が停まりドアを開けると建物の中から小柄で優しいそうな老女が出て来て



「さぁ中へどうぞ。」



フンワリとした笑顔で出迎えてくれた。



乱闘で汚れた私達を客室らしい部屋に通して



「ティーセットはここに、あとお着替えもご用意してありますので良かったらバスルームお使い下さいね。」



そう言ってにこやかに部屋を出て行った。


広々とした開放的な清潔な部屋


私とアンナは一旦ソファーに座ってひと息つく



「はぁ~なんか疲れたね。」



そう言ってアンナは紅茶をいれてる。

茶葉のイイ香りが部屋の中に立ち込めリラックスモード…
さっきまでのごたごたが嘘みたい


口に含んだ紅茶の香りと味で張り詰めていた気持ちがすっかりほぐされて、警戒心も何もかも吹っ飛んでいった。



この数時間後、絶叫するハメになるとも知らずに……




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