ほしいのはキミ

クラスの厄介者





「じゃあ今から修学旅行に向けての班決めをするぞー」








先生の声に、クラスは騒つく。




「あたし乙葉と同じ班がいい!」




『美和、あたしも…』





出席番号順にクジを引いていくことになり、次々とみんながクジを引いていく。









『美和!早く引きなよ!』





美和はクジの入った箱の前で手を合わせている。





何してんだか、この子は(笑)





美和がクジを引いて、あたしもクジを引いた。







同じ班なら同じ数字が2人のクジに書いてあるはず。






「『せーのっ』」





同時にクジを開くと、そこには、“4”という数字が2つ。









「『やったあ~っ!』」





こうして、あたしと美和は同じ班になった。



< 11 / 23 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop