時の旋律

駿河は俺の前まで来ると、俺の髪の毛を掴み顔を強引に上げさせた。

「ーーっ!?」

「君の力は素晴らしい!君の力さえあれば、世界を我が物に出来る。」

俺は手を拘束されたままで抵抗が出来ない。

世界を我が物?
ふざけんな!

「離せよ。」

目を逸らしたまま言う俺に、駿河はもう一度上に引っ張り上げる。


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