初恋の味はどんな味?
「証拠、見せてあげるよ。」



ガタッと音を立てて黒木君が立ち上がった。



みんな、キョトンと黒木君の行動を見ていた。



私も黒木君が今からなにをするのかわからなかった。



黒木君は私の方に近づいてくる。



固唾を飲んで、見守る。



いつの間にかクラス全員が黒木君と私に注目していた。



黒木君は私の前に立った。



自然と私は黒木君を見上げる形になる。
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