初恋の味はどんな味?
ある春の日。



私たちは屋上にいた。



暖かい春の日差しを浴びながら他愛もない会話をしていた。







その時、黒木君が急に黙った。



表情は暗くて、なにか思い詰めているよう。



私は不思議に思って聞いた。



「黒木君…どうしたの?」



「………いか?」



「え?何?」



聞き取れなくて、聞き返した。



黒木君は黒い瞳で私をまっすぐ見つめて言った。




「俺ら、別れようぜ。」
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