初恋の味はどんな味?


「へ…?」



後ろを振り返ってみるとそこには誰もいなかった。



真凜も、浜中君も。



「あれ…さっきまでいたのに…。」



おかしいな…。
そう思いながら後ろを見ようとしたときだった。



「桃華…。」



名前を呼ばれて、後ろからギュッと抱きしめられた。



「好きだよ。
絶対迎えに行くから。」



私の心臓がトクンと音を立てる。
< 252 / 260 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop