初恋の味はどんな味?
静かな廊下に私の足音だけ響く。



胸の前でしっかりとカバンを抱きながら怪しいくらいキョロキョロしながら歩いて行く。



私は大が付くぐらいの怖がり。



お化け屋敷なんで絶対入れないし、怪談も聞いた夜は寝れなくなる。



失敗したなぁ……日が沈んだのに気がつかなかったなんて…。



怪談の名所?とも言える夜の学校の校舎は夏なのに冷えていた。



カシャーーン。



ビクッと体が震えた。



なにか物が落ちたみたい…。



恐る恐る足元を見ると自分の携帯が落ちていた。



……よかった。



ふぅと息を吐いて携帯を拾い、ポケットにしまった。



また歩きだそうとしたその時。



パタパタパタ……。



私の体は凍り付いた。
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