S物語

生死をかけたボランティア3

翌朝、俺は緊張からか
普段よりだいぶ早く
目覚めてしまった。
『はぁ…』
ついに来てしまった。
決して避けては通れない
高い高い壁を果して
乗り越える事が
出来るのだろうか?
そんな事を考えながら
俺は重い腰を上げ、
食事を済ませたのち
昨日のように
中庭に向かった。
皆気合いが入っているのか
もう殆ど集まっていた。
遅刻か…?
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