草食男子に恋をした!


男湯から、

間宮くんと敏也くんが出てきたのだ。


今の状態で、これって

タイミングいいの!?

悪いの!?



「おっ~美優!歩ちゃん!」

敏也くんが高らかに声をあげる。



「あ~あ、何で混浴じゃねんだよー」

「はっ!?バカっ!」


そういってふざける敏也くんに、美優は足蹴りをくらわしていた。



そんな間に、

あたしは間宮くんの姿をちゃんと見た。



濡れた髪。

首に巻いたタオル。

Tシャツにジャージ。



い、色っぽい。

水も滴るいい男だ。


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