【完】先輩と保健室で
「別にー…」
私は勇悟をほったらかしにして、先に歩き出した。
あーあ、先輩じゃないなんて少し残念……なんかじゃない!!
なんで先輩じゃなかったからって、私が残念に思わなきゃなんないわけ!?
「どうしたんだよ小春?俺、何か悪いことしたかぁ??」
「別にー…」
「じゃあ、先輩のことかよ??」
勇悟がそう言った瞬間、ピタリと私は足を止めた。
「そう…なのか?」
「な、何でここで熊切先輩が出てくるのよ!?」
「“熊切先輩”とは言ってないんだけど??」
「え……」