【完】先輩と保健室で
先輩はそう言って、私たちから離れていった。
「なあ小春、なんで小春が先輩の手帳なんか持ってるわけ…?」
「え……」
勇悟が目を細めて私を見ている。う…勇悟、痛いところつくな…。
でも、さすがに昨日先輩とあったことは言えないよな……
「あ、いや、何でか私の鞄の中に入ってて、もしかしたら先輩のかなーって……」
かなり無理な理由だってことは、自分でも分かってる!!
「…ふーん」
「え??」
勇悟はそのまま、学校に向かう道を歩き出した。
よかった、これ以上なにも聞かれなくて……