【完】先輩と保健室で



「あの…先輩…」


「ん??」


「さすがに、もう帰らないと…」と言って、私は保健室にかけてある時計を見る。

もうとっくに下校時間はすぎていて、あまり遅くなると親に小言を何回言われるか分からない。


「んー…じゃあ。」


そう言って、先輩は私の頭から手を離した。


「あ、はい、じゃあ。」


そしてそのまま、私はその保健室を後にした。



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