【完】先輩と保健室で



「勇悟……?」


私がベッドの上で不思議な目で勇悟を見ていると、いきなりギュッと抱き締められた…。


「ゆう――っ!?」


「俺じゃ…ダメなのか?」


勇悟は私の背中に腕を回しながら、優しく耳で囁いた。


「勇悟……」


「俺なら、絶対にお前を泣かせねー。」


「勇悟…っ」


私は幸せ者だ…。


こんなに、私を好きでいてくれる人がいて……


私を思ってくれて…


「勇悟、私は……」



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