【完】先輩と保健室で
「少し…熱い…」
そう言って、先輩は自分のオデコを私のオデコにくっつけた。
「先輩っ!?」
「黙ってて。」
先輩がそう言うんだから、私は黙るしかない。
先輩の息が私にあたって、私の息も先輩に当たるんじゃないかと思い、ままに息が出来ない。
「先輩…もう、大丈夫です…から…!!」
「……そう?」
そう言って、先輩はソッと私からオデコを離した。
その瞬間、授業が始まるのか終わるのか分からないが、チャイムがなった。